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PET名刺のサンプルを製作しました

[アイエスの技術]特殊な名刺は印象に残ります

今回、株式会社アイエス ASAKA事業所の「UVフラットベッド印刷機」の印刷力を見ていただくために、PET名刺のサンプルを制作してみました。「PET」はあのペットボトルと同じです。

デジタル化が進む現代において、紙の名刺のニーズは減ってはきています。ただその中で名刺の存在感と特別感を追求したものが存在しています。まずは、そんな差別化させた名刺の一例をご紹介。

1.紙に質感を持たせる(例:和紙風、メタル紙、ホログラム紙など)
2.特殊印刷(例:箔押し、特色印刷など)
3.ちょっとした違いを出す(例:サイズを変える、エンボス加工、角丸加工など)
4.素材の変更(例:薄いPET素材、レンチキュラーなど)

さて、今回の記事では上記「4」の素材の変更をした「PET名刺」のサンプルをご紹介します。ユニークな名刺ですよね。単に情報を伝えるだけでなく、「手にした瞬間の印象の違い」を与えることを目指しています。印象が違えば、名刺とその会社に対して印象を持ち、記憶に残りやすくなりますね。

[アイエスの技術]PET名刺に込められたUV印刷技術

Mimaki製 UJF-6042MkⅡe

このPET名刺は、株式会社アイエスの主力の一つである「UVフラットベッド印刷機」の技術力を具体的に示すために製作されました。厚さ1mmのPET板に直接印刷を施し、従来の紙媒体では表現が難しかった新しい印刷の可能性を追求しています。このサンプルを通じて、当社の印刷技術がお客様のヒントになれば幸いと思います。

この名刺は、2つのUV印刷の特徴的な仕上がりを実現させました。

[クリアインクによる部分的な光沢と立体感]
UV印刷の大きな特徴の一つが、クリアインク(透明インク)の使用です。ロゴや文字、デザインの一部にこのインクを重ねて印刷することで、表面右下にツヤのある盛り上がりを表現しました。光の反射で美しく輝く光沢は、デザインに奥行きを与え、受け取った方に視覚的、触覚的なアピールが可能です。

[白インクを活用した鮮やかな発色]
アクリル名刺は透明や黒、各種カラーがあるため、通常の色をそのまま印刷すると、色が沈んで見えたり、背後の色が透けてしまったりします。そのため、UV印刷機は白インクを同時に印刷します。色を載せる部分に先に白インクを下地として印刷します。これにより、鮮やかでクリアな発色を可能にし、ロゴや情報がはっきりと見えます。しかし、「白版」データ作成の知識が必要となります。

[アイエスの技術]この名刺が示す、UV印刷の多様性を解説します

PET名刺は、株式会社アイエスのUV印刷技術が持つ商品の一例です。UV印刷技術を活かし、様々な分野で付加価値の高い製品を提供しています。

[耐候性と耐久性]
UVインクは紫外線で瞬時に硬化するため、擦れや水濡れに強く、高い耐久性を持ちます。この特性は、屋外で使用される看板や銘板、機械の操作パネルなど、厳しい環境下での使用が想定される製品に最適です。

[多種多様な素材への対応力 ]
UV印刷は、アクリルだけでなく、木材、金属、ガラスなど、多岐にわたる素材に直接印刷が可能です。これにより、オリジナルの木製キーホルダーや、ステンレス製のサインプレートなど、素材の持つ風合いを活かしたユニークな製品を製作できます。

[小ロット・多品種への対応]
色の版を作成する必要がないため、1個からの小ロット生産や、デザインの異なる多品種の印刷にも柔軟に対応できます。平面で厚さ5cm以下であれば原則印刷可能です。A2までは問題なく印刷可能です。さらに大判の場合は一度ご相談ください。

当社は、お客様が持つ「こんなものが作りたい」というアイデアに、アイエスの技術を掛け合わせることで、期待を超える製品を創造できると常に考えています。新しいグッズ製作をお考えの際は、お気軽にご相談ください。

※UV印刷の注意点:株式会社アイエスのUV印刷機は「MIMAKI製 UJF-6042MkIIe」を使用しています。印刷について注意点として、革製品、布素材、球体、円柱、シリコンなど、一部おすすめできない素材や形状があります。予めご了承ください。

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