UV印刷の特徴と可能性を解説

株式会社アイエスでは、高精細でフルカラーの印刷が可能な「UVフラットベッド印刷機」を導入しています。導入以降、さまざまなグッズ製作に活用しています。
今回のトピックスでは、実際にUV印刷機で「プチ缶」と呼ばれる小型ケースのフタに、愛犬のイラストを印刷する様子を動画でご紹介します!
動画を見て、どんな様子で印刷されているのかご覧ください。
目次
[UV印刷解説]動画で印刷の様子を紹介!

印刷の様子です。今回は白い缶でしたので白版は使いませんでした。しかし、ほとんどのケースで白版を使います。素材が白であれば無くてもOKです。
透明アクリルなどに印刷する場合、透過させるため意図的に白版を使わない方法もあります。仕上がりのイメージを考えるのは難しいですが、その分、仕上がりはより素晴らしい物になることでしょう。
[UV印刷解説]UV印刷とは?インクを“光で固める”新しい印刷技術

UV印刷(紫外線硬化型インクジェット印刷)とは、UV(紫外線)を当てて瞬時にインクを硬化させる印刷方式です。
一般的な印刷では「乾燥」が必要ですが、UV印刷ではその場でインクが硬化するため、
- 乾燥待ちが不要
- インクがにじまない
- 光沢感・立体感のある仕上がり
というメリットがあります。
また、紙ではなく、アクリル・木材・金属(注意あり)・プラスチックなど多様な素材に対応できるため、オリジナルグッズ製作の幅が一気に広がります。また、アクリルやプラスチックの場合、当社のレーザー加工機と合わせてフリーカットが可能です。木製は燃える(焦げる)ため、おすすめしていません。また、金属のカットは行っていません(切れません)。
※金属への印刷はできますが、鏡面のような質感の場合、反射して印刷できない場合があります。また、金属はUVインクの定着が弱くなる素材のため、摩擦によるインクの剥がれがあります。
[UV印刷解説]アイエスのUV印刷機のこと

当社では、MIMAKI社製の高性能UVフラットベッドプリンター「UJF-6042MkIIe」 を導入しています。
UVインクはCMYK+Lc+Lcに+ホワイト(白版)+プライマーを標準搭載しています。
■ 特徴
- 最大A2サイズ(420mm×594mm)まで対応
- 平面かつ硬質な素材に直接印刷可能
- 写真やイラストも美しく再現できる高解像度
- 小ロットの製作に最適
■ 印刷可能なもの・注意点
✅ 印刷可能な素材・形状
- アクリル板・アクリルキーホルダー
- アクリルスタンド
- 木製プレートや金属製品(一部例外あり)
- 平らな缶・樹脂製パーツ など
❌ 印刷が難しいもの
- 凹凸のある表面、湾曲・球面
- ゴムやシリコンなど柔らかくて変形する素材(インクが割れる恐れあり)
❌ 注意点
- 硬化前のUVインクは人体や環境への有害成分を含んでいます。また硬化後でも微量ですが有害成分が残る場合もあります。そのため食器などの人体に直接入る可能性のある物への印刷は推奨していません。アクリルキーホルダーのように触る程度では問題ありません。
[UV印刷解説]オリジナルグッズを、もっと自由に、もっと身近に
今回動画でご紹介した「プチ缶」は最近、愛犬家の方に流行っているアイテムです。直径5cmほどの缶で、この中に「おやつ」を入れて散歩して楽しみます。
UV印刷はアイデア次第で、身近な物で楽しいアイテムが作れます。「推し活」やご自身で書かれた作品をアクリルに!とお考えの方、ぜひ当社のUV印刷をご活用ください!

「こんなものに印刷できる?」というご相談も大歓迎です。
興味を持たれた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。